検証した環境と接続方法
2026年8月22日、NURO光に有線接続したWindows 11のメインPCで確認しました。MillenVPNの公式アプリではなく、WindowsのVPN設定から使うMillenVPN Nativeです。接続先は日本サーバーと米国シアトルサーバーを試しました。
メインPCでNativeを使うのは、この接続方法に慣れていることと、公式アプリ側の登録端末を増やさずに使いたかったためです。別PCでは公式アプリも使っています。
最初に気づいたのは、IPv4だけ表示が変わったこと
Nativeで日本サーバーへ接続したあと、IP確認ページではIPv4が東京の別ISPへ変わりました。IPv4側はVPN接続先へ変わったように見えます。
一方、FAST.comには自宅回線のSo-netらしいIPv6表示が残りました。VPN接続前後で表示がすべて置き換わると思っていたため、IPv4とIPv6が別々に見えることが気になりました。
日本からシアトルへ変えても、同じように見えた
接続先固有の現象かを確認するため、日本サーバーから米国シアトルサーバーへ変更しました。米国サーバーは日本よりページ表示に少し時間がかかりましたが、通常の確認作業は続けられました。
シアトル接続でも、IPv4は変わり、IPv6側にSo-netの表示が残るという見え方は同じでした。複数の接続先で再現しましたが、それだけで通信経路の全体を確定できるわけではありません。
速度は高かったが「全通信がVPN経由」とは言えない
Native日本サーバーではFAST.comが下り860Mbps・上り930Mbps、Googleが下り889.8Mbps・上り904.6Mbpsでした。VPNなしの940 / 980Mbpsに近い数字です。
しかし、IPv6側に自宅回線の表示が残ったため、この860MbpsをVPNトンネルだけの速度として紹介することはできません。IPv4通信の結果なのか、IPv6を含む測定なのかを十分に切り分けられていないからです。
BrowserLeaksとtest-ipv6は接続中に開けなかった
経路を確認するためBrowserLeaksやtest-ipv6へアクセスしましたが、VPN接続中にページを開けないことがありました。Yahoo! JAPANも開けない場面があります。
別の日本サーバーへ切り替えるか、VPNを切ると開く場合がありました。サイト側のVPN制限、DNS、接続サーバー、Windows設定など複数の可能性があり、原因は特定していません。
WindowsのIPv6を無効にすると、検証自体ができなくなった
EthernetのプロパティでIPv6を手動無効化し、IPv4だけで確認しようとしました。するとYouTubeや速度テストが正常に使えなくなり、VPNをつなぎ直しても改善しませんでした。
通信環境を壊した状態では比較にならないため、IPv6を有効に戻しています。元へ戻すと通信できました。この試行から分かったのは、手元環境では単純にIPv6のチェックを外す方法で切り分けられなかったことだけです。
iPhone公式アプリでは接続元表示がVPN側IPv4へ変わった
iPhone 12 Proの公式アプリで最速サーバーへ接続したときは、接続元表示がSo-netのIPv6からVPN側のIPv4へ変わりました。Windows Nativeと異なる見え方です。
OSと接続方式が違うため、アプリの方が安全だとこの結果だけで判断はしません。ただ、同じMillenVPNでも接続方法により確認結果が異なることは、利用方法を選ぶ材料になります。
確認できたことと、断定できないこと
| 確認できたこと | この検証では断定できないこと |
|---|---|
| Native接続後にIPv4は別ISP表示へ変わった | すべてのIPv4通信が常に同じ経路を通る |
| FAST.comにSo-netのIPv6表示が残った | MillenVPN全体でIPv6が必ず漏れる |
| 日本とシアトルで同じ見え方だった | 画面表示だけで通信経路を完全に特定する |
| 一部サイトが開かなかった | 原因がMillenVPN側だけにある |
| IPv6無効化で通信できなくなった | IPv6を切れば正しく検証できる |
公式ポリシーのログ説明と、通信経路は別の話
公式プライバシーポリシーでは、Nativeでも通信内容、閲覧履歴、DNSクエリは収集しないと説明されています。一方、接続元IPやタイムスタンプなどは収集対象とされています。
これはサービスが保有するログの説明であり、今回画面に見えたIPv4・IPv6の経路を直接証明するものではありません。同じ条件で再現し、経路を確認できる方法が分かるまでは「IPv6漏れ」と結論づけず、観察記録として更新します。